ドイツと日本の展示会における違い Vol.9 家具・什器

第9弾は、 家具・什器 の有効活用、日独考え方の違いをご紹介していきます。

    

– 家具 –

皆様ご存知かもしれませんが、展示会での家具の利用はリース家具が用いられることが大半です。

主に商談ブース、受付などに利用されます。

まずは、商談ブースにおける家具選びにスポットを当てながら、日独の考え方の違いを

紐解き考察・理解を深めていただければと思います。

では、ブースにおける日独の家具の役割の違いや活用方法についてみていきましょう!!

  

※イメージ(日本)

   

日本の場合(商談)

日本国内の展示会においても商談ブースを用意することが事務局により推奨されています。

ですが、商談ブースの活用方法については出展者に一任されており活用方法や解釈は様々です。

主な活用法としてはまずは腰を据えて落ち着いて商談をする場所、

という認識が一番なのではないでしょうか?

日本の展示会では商談に対する考え方が確立されておらず、

費用対効果も考慮され、最低限の場所・機能を優先する傾向にあります。

こういった考え方の理由の一つにVol.3で語られている、展示会に関する考え方の違いも深く関与していると思います。

Vol.3より引用

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【国内展示会の役割】

  • 新しい製品紹介・サービス・技術などの情報交換の場として利用
  • 新規顧客に対せては、会期中に獲得した名刺の数を成果の対象とする
  • 既存顧客に対しては、事前にアポを取り、別途会議室を借りて商談を行う

⇒結果、展示会終了後時間をかけてビジネスへと発展

【海外展示会の場合】

  • 新製品のPRであるだけでなく、商談の場として利用
  • 新規顧客に対しては、積極的にブースで商談を行い、その場で価格の交渉を行う
  • 既存顧客に対しては、関係強化を図りお酒を交えながら会話を楽しむ

⇒結果、展示会中にどれだけ実りのある話を出来たかどうかが、その後のビジネス成果へ直結

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日本国内の展示会

展示会終了後に時間をかけてビジネスへと発展することが多く、

再度商談を行い調整の場を設けることも容易です。

商談を主な目的としていない場合もありますので、費用対効果なども考慮され、

最低限の場所・機能を優先する傾向にあります。

しかし、海外展示会、ドイツの場合はそうではありません。

特に展示会の国際色が豊かであればあるほど、一期一会の機会であり、

再度の直接商談というかたちは容易ではないことが推察されます。

こういった観点からも直接商談できる場所の意味・重要性が大きく異なります

上記内容を踏まえ、ドイツの展示会で見かけた、商談ブースの一例を見てみましょう。

    

※イメージ(ドイツ)

 

ドイツの場合(展示会)

まずは大前提として直接商談のできる重要な場としての認識が強くあります。

そのために各出展者、創意工夫をして来場者をもてなすという意識が読み取れます。

落ち着きのある家具で重要な商談にリラックスして臨むことのできる空間づくりに始まり、

関係強化を図り飲食を交えた会話のできる場としてのラウンジやバーカウンター、

はたまた自社を世界にPRするためのブランディング戦略として洗練された家具が活用されます。

家具の種類は非常に豊富でブースの世界観に合った家具を選ぶことができます。

家具を選ぶことは重要なポイントの一つで、ブースの世界観を壊さず、ブースと一体感を持った家具を選択することで、洗練された空間を演出することができます。

世界に日本企業を発信していく上で、イメージ戦略として非常に重要なポイントであることは間違いありません。





– 什器 –

オリジナルの什器は製品の演出要素として非常に重要なポイントです。

デザインは自由度も品質も高く、目を見張るものがたくさん見受けられます。

※イメージ (ドイツ)

   

   

またパビリオンブースなどでよく見かける手法ですが、

展示、商談、モニター、グラフィックなど要素を集約した多目的用途の什器製作例もご紹介いたします。

※イメージ (ドイツ)

まとめ


これまで各記事でご紹介してきました、日本とドイツの展示会の考え方の違いは日本とドイツ、はたまた世界におけるビジネスの考え方の違いに由来する部分が大いにありました。

ですが、考え方の違いと言うだけで終わらせるのではなく、多様なビジネススタイルへの理解を深め、世界とのビジネススタイルの差異を埋めていくことで、今後の海外進出の一助になるのではないでしょうか。

   

  

ばん

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