ドイツと日本の展示会における違い Vol.8 床 ・ 壁

今回は、「床・壁」の違いについてご紹介します

– 床 –

床工事についてですが、日本と違い床上げが基本となっています

床上げする事でブースとして際立たせる事ができますし、配線や給排水を隠すことが出来るのでスッキリとした印象のブースを作り上げる事も可能です

また硬いコンクリートの床に床上げをすることで直接カーペットを敷くより足疲れが軽減できるメリットもあります

さらに日本と比べ使える素材が豊富です。従来のパンチカーペットから始まり、PVC、木材の床、砂利や芝生調のものまで多岐に渡ります

例を挙げて見ていきます

ブースカラーと合わせた緑色のLEDライトで間接照明を入れる事で、ブースの存在感をアピールしています
床上げをしつつ、LEDライトを埋め込む事で壁を建てる事なくスペースを区切っています
壁面に合わせて床面も出力してブース全体として世界観を作っています

– 壁面 –

ドイツでは壁面を日本より高く施工できるので大きくグラフィックやサイン、壁一面に映像機器を入れる事などができ、視覚的に訴求することが可能です

壁面の高さは通常、最低でも2.5m、最高でも5〜8mの施工が可能で、高く壁を建てることで存在感を上げることもできます

前回の記事でも取り扱ったようにブースを見てもらうのではなく伝えるという視点から見ると、ドイツでは訴求する情報を簡潔にまとめ、一瞬の邂逅でもなんのブースか、何を伝えたいのかを簡潔にP Rしています

日本とは違い天吊りを使用することで柱を建てることなくオープンなブースを設置することも可能です

ここで例を挙げて見ていきます

天吊りを使用して広く空間を使っており、壁面は製品写真を使用し効果的に訴求しています。またグラフィックも天吊造作と合わせてデザインする事で一体感を生み出しています
全面行灯を使用したシンプルな構成のブースですが、アピールポイントも簡潔にまとまっていて、きれいに仕上がっています
高さを利用して存在感をあげ、大きくビジュアルを配置し木目を利用してうまく世界観を作り上げています
壁面を高く建て、大きくLEDスクリーンを使用してダイナミックに訴求しています

日本の場合

床上げも可能ですが、基本はカーペットのみ敷くことが多いです。壁面に関しても基本は2.7m、セットバック規約によって3.6m、4.5mまで高く建てることができますが、制限により大きく壁面を使うのは難しい環境です。

ドイツは壁面工事や床工事に使える素材と手段が豊富にあります。うまく使うことによってブースの存在感や世界観を作ることが出来るので、より一層製品やサービスについて訴求できるでしょう。

AS

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