貨物搬出時のポイント 会期が終わったら、製品を日本に戻す為の作業を行います。貨物搬出時のポイントをチェックしてみましょう。 製品は来場者に配布してはいけない。廃棄もNG! 展示会場にある製品は、保税輸入した製品として扱われる為、来場者に配ったり廃棄してはいけません。展示会終了後の貨物は、通関用インボイス&パッキングリストに基づき、日本へ再輸出します。原則、輸出時にインボイス&パッキングリストに記載された通りの処理方法となります。展示品は税関手続き無しに会場外へ持ち出すことは出来ません。 カタログなどの配布物は原則現地で全て消費する カタログ等の配布物は、通常、現地で消費するものとして通関します。仮にカタログの余剰が発生した場合、現地で通関方法を変更する必要があり、時間を要します。そのため現地で消費するものとして通関した物品は、還送せず現地にてその全てを配布しましょう。 カタログなどが大量に余ってしまって廃棄したい場合には、事務局に廃棄処理を依頼する必要があります。 盗難防止の為立ち会いが原則必須 基本的には盗難防止の為、出展品搬入時には立ち会いましょう。無人ブースの貨物はプロの窃盗団が狙っています。 クレーンやフォークなどは別途手配依頼が必要 機械の解体、移動、再梱包時にクレーンやフォークリフトが必要な場合には、別途公式輸送会社に依頼をする必要があります。 Point ! 保税とは?輸出時と形状をそのままにして日本へ再輸入することを条件に相手国での関税を免税にしてもらえる制度のことを言います。保税輸入した展示品はすべて輸入国側税関の管理下にあり、勝手に動かせません。消耗品以外の貨物(たとえそれが自社の所有物である場合でも)を、無断で会場外へ持ち出したり、第三者に寄贈・引渡しを行うことはできません 。 また、展示品の事後処理を行わないまま、搬出期間終了後も展示会場内に展示品を放置することがないようにしましょう。 8. ブース撤去 へ +12 FacebooktwitterHatenaPocket